苦しんで強くなる将棋ブログ

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才能皆無だが、試行錯誤して棋力向上を目指す。日常ネタもたまに…

近場に昔ながらの古書店を発見!将棋本をゲット!

こんにちは!
突然ですが、皆さんは将棋本を普段どのように入手されていますか?
基本的にはAmazon等のネットショッピングや書店で新品を購入する場合が多いと思います。基本的に自分もそうです。
欲しい本があるから買う、というのが普通の流れだと思います。


ただ最近、下記のブログ様で古書店を活用して棋書を収集している記事を読ませていただいているのですが、たまたま巡り合った棋書を買って楽しむというのも素敵だな、と思うようになりました。
自分の知らない棋書の紹介記事を読んだりするのって、何でこんなにワクワクするんでしょうね。
mizutama-shogi.hatenablog.com


結局、とうとう自分も古本屋に行ってみたくなり、先日近場で色々と探してみました。
結果として戦利品を無事ゲットできたので、それも最後に載せておきたいと思います。


まず思いついたのはブックオフ

自分が現在住んでいる地域は都市部とは離れているため、アカシヤ書店のような将棋や囲碁に特化した古書店は存在しません(泣)

よって、まずはブックオフが市内に数カ所ありましたので、車で片道30分でまわれる店舗は全てまわってみました。
しかし、将棋本の品数自体少なかったこともあり、ピンとくる本には出会えませんでした。
何より結構高かったです^_^;
古い本でも定価の2/3以上の値段設定のものが多く、あまりお得な感じはしませんでした。
タイミングが悪かったのもあるでしょう。残念……。


他に近場に古書店がないか探してみる

個人で経営している店がないかな~とスマホで検索してみると、何と一件引っ掛かりました。
ただ写真を見た限り、もう潰れているんじゃないか?と思うくらい古い建物(失礼)
まあ、ダメ元で行ってみることに。

結果実際に店の中に入るまでは不安でしたが、しっかりと経営していました。
古本が所狭しと並んでおり、見ているだけでワクワクしてきます。

肝心の棋書ですが、数はやはり少ないものの、無事発見。
将棋・囲碁ともにチェーン店では見かけない(販売できない?)ような古い本もたくさんありました。
今回は買わなかったですが、「寄せの手筋168」「大内の穴熊戦法」「加藤一二三のプロの矢倉3七桂」あたりも興味深かったです。

ただ状態が悪い本が多かったので、比較的状態の良いものの中から5冊を購入致しました。
安かったですよ!


今回手に入れた戦利品

購入した本は以下の5冊です。

光速の寄せ 総集編」谷川浩司

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¥250で購入。
光速の寄せ 振り飛車編・矢倉編の続編にあたる本。文庫版です。
前2冊は持ってないですし、内容は難解らしく自分の棋力と現時点ではおそらくアンマッチです。
しばらくは手をつけないかもしれませんが……、いつか絶対読む。

「仕掛け大全 居飛車編」所司和晴

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¥250で購入。絶版本?
矢倉、角換わり、横歩取り、相掛かりの各指定局面における仕掛けの手順をそれぞれ2ページで解説した本です。2007年の本なので11年も前の本ですが、各2ページで完結という読みやすい構成が気に入りました。
仕掛けは各戦法の狙いであり、骨格とも言える部分だと思うので、理解すればその戦法を指す上できっとプラスになります。
古い変化もあるかもしれませんが、自分レベルでは関係ないでしょう。
各戦法を勉強する際に、部分的に活用していきたいと思います。

「聖の青春」大崎善生

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¥100で購入。
村山聖九段の生き様を描いたノンフィクション作品。
2016年に映画化もされましたが、当時仕事が死ぬほど忙しかったため精神的余裕もなく、観に行くことができませんでした。
いつだったか、使い込んで丸々となった歩心の錦旗のプラ駒の写真をネットで目にして、とんでもない人だな、とずっと気になっていました。
今回良い機会に恵まれたので読んでみたいと思います。

「将棋は歩から(上巻)」加藤治郎

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¥150で購入。
言わずと知れた歩の手筋の名著です。
強くなるにはまず歩をうまく使えるようになりなさい、と現代でもよく指導されていると耳にします。
指し手の表記が独特で若干読みにくいですが、継ぎ歩などの他に突き違いの歩・蓋歩(フタフ)など普段聞かないような手筋の名称も飛び出してくるので、中々面白そうです。
読んでみて自分に合えば、続きの中巻・下巻の購入も検討します。

「大山・快勝シリーズ4 快勝 将棋の詰め方」大山康晴

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¥200で購入。絶版本。
詰め方、必至のかけ方をテーマごと解説した本。
付録として7手~15手の詰将棋が50問付いています。
昔の棋書の文体は堅苦しいものが多いという先入観がありましたが、この本は少なくとも違和感ありませんでした。
初級者に対する簡単な詰将棋の解説本は現代でも見かけますが、(先日出版された浦野先生の本とか)これは少し流し読んだだけでも変化に9手とか11手とか平気で出てくるので、少しレベルが高い内容になっているように思います。
ただ現代の棋書と比較しても遜色ない内容であると思えたので購入してみました。


最後に…

良い機会に恵まれて、お得な値段で棋書を手に入れることができました。
5冊合計で¥950だったので、良い買い物だったと思います。
囲碁本もあったのですが、自分にはレベルが高すぎる本ばかりだったので今回はスルーしました。

ただ一つ問題があってですね。
「将棋は歩から」と「将棋の詰め方」の2冊がめっちゃ臭い。
ページをめくると古本独特のツーンとした、埃っぽいようなカビ臭いような刺激臭が鼻をつきます。

自分こういう系統の臭い駄目なんですよ…。
昔は喘息っ子だったんで、未だにこういう埃っぽい臭いがトラウマなんです。
何とかして臭いを消せないか、少し頑張ってみたいと思います。