苦しんで強くなる将棋ブログ

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才能皆無だが、試行錯誤して棋力向上を目指す。日常ネタもたまに…

『詰将棋の国の王女様』レビュー

Google Playにて非常に評価が高かったので、実際にプレイしてみたところ、中々楽しめたので紹介します。 

2014年から、はっぽう様が提供されている無料アプリ『詰将棋の国の王女様』です。
初心者や詰将棋が苦手な人向け。



詰将棋の国の王女様

詰将棋の国の王女様

はっぽうposted withアプリーチ



本アプリの概要

以下、Google Playの作品詳細欄からの引用です。

詰将棋の国の王女様は魔王によって動物にされてしまいました。
王女にかけられた魔法を解くには詰将棋を50問解かなければいけません。
さぁ、妖精の助けも借りて一緒に冒険の旅に出かけましょう!

用意された詰将棋は50問。

最初は頭金の1手詰から始まり、徐々にレベルアップしていきます。
手数は1手詰〜7手詰まで。
7手詰は簡単なものばかりですが、5手詰は結構歯応えがあるものもあります。

前半は簡単な問題ばかりですが、メイドさんゾーンの34問目あたりから少しずつ難しくなってくる印象です。
(何を言ってるのか分からないと思いますが^^;)

↓この辺ですね
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またヒント閲覧機能があり、ヒントと書かれたボタンをタップするとヒントが表示されます。
(普段は隠れています)



良かった点

①問題を解くとストーリーが進んでいくのですが、これが中々良いスパイスになっていて楽しく解くことができました。
初代ドラクエをプレイしている人には、クスッとなるネタもありましたね。

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りゅうおう様よりケチだけどな。


詰将棋の内容に関して言えば、全体的に有名な詰手筋の問題が多かった印象です。
5問一組でテーマが大まかに決めてあり、後ろの問題が前問の応用問題になっているケースも多く、その点も高評価。


③クリア後は任意の問題を解き直すことが可能。


④この詰将棋アプリが他と大きく違う点として挙げられるのは、『詰将棋パラダイス』のアプリのように、1手でも本筋と違えば即失敗ではなく、5手詰であれば5手駒が動いて初めて失敗の判定が出る点です。
この点は、考えようによってはシビアです。
(人によっては、クリアできずハマる)
ただ、適当に指して初手を導き出したりといった悪癖を防ぐメリットが大きいと判断し、今回は良い点とさせていただきました。



惜しい点

①各問題をクリアした後に、解説がないのが残念……。
一般的にどの詰将棋の本にも解説は多かれ少なかれ存在するので、やはり本作品でもあると良かったと思います。


②操作性の面で駒をタップしてから反応するまでに若干タイムラグがあり、爽快感がイマイチ。
(私のスマホがショボい可能性もある)


③2周目で問題を解き直す度に、毎回ストーリーが挟まれるのが少しストレス。スキップ機能があれば文句なしでした。


④各駒の動きや、詰将棋の最低限のルール(無駄な合駒の禁止等)には触れずに本編がスタートします。
その辺が分からない人は、何か他のサイト等で勉強してから臨みましょう。
 

 

終わりに

詰将棋というか、将棋関連の本やアプリって堅苦しい物が多いと思うんですよね。

最近は『3月のライオン』や『りゅうおうのおしごと!』等漫画やライトノベル作品の後押しもあり、大分オッサン臭いイメージが払拭されつつあるように思えますが、まだまだ初心者にとって敷居が高いゲームだと感じます。

こういった作品がどんどんと増えると個人的に嬉しいです。



追記
私がプレイしたのは、バージョン1.1です。
総プレイ時間は測ってなかったんですが、体感的には1時間も掛からなかったと思います。
気楽にできるゲームなので、是非!