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『【新版】3手詰ハンドブック』レビュー

3手詰ハンドブック

3手詰ハンドブック

将棋ファンなら知らない人はいないであろう詰将棋の超有名シリーズであるハンドブックシリーズから、新版3手詰ハンドブックを紹介します。
私も自身も一番周回してる本です。


本書は、看寿賞受賞経験もある浦野真彦八段が執筆し2005年に発売、一度絶版になった『3手詰ハンドブック』を改定して2011年に再出版したものだそうです。

旧版との変更点につきましては、本書に詳しく記載されていましたので、参考までに引用させていただきます。

新版について
本書は『3手詰ハンドブック』(2005年、日本将棋連盟刊。以下旧版)を大幅に改めたものです。主な修正点は以下の通りです。
◉問題図について
・7割以上の問題を、修正または差し替えました。
・旧版では、実践的な形にするための飾り駒を置いていましたが、新版では最小限にとどめました。
・やや専門的な話になりますが、正解手順の最終手で3手以上かかる迂回手順はありません。必ず1手で詰むようにしました。
◉解説について
・全200題、すべて書き改めました。
・初手に正解手以外の手を選んだ場合、なぜ詰まないかを詳しく解説しました。
・2手目の応手が複数ある場合も、できる限り解説するようにしました。
著者

浦野先生のハンドブックシリーズは、1手〜7手の短手数の実戦型で、かつ同じ手数の問題だけで構成されていることが大きな特徴です。
今でこそ同様に3手なら3手、5手なら5手のみで構成された本というのは珍しくもないのですが、当時は革命だったようです。


昔の詰め将棋の本を漁ってみると、確かに1手〜9手、5手〜15手など、複数の手数の問題で構成された本しか見当たりません。
(実戦型を意識した問題は多くあるが…)

こういった形式の本は読者層を広げるという意味では良いですし、一冊で色々なレベルの問題に取り組めるので見方によってはお得感があリます。


ただ、実戦前のウォーミングアップや、詰み型を覚えるという目的のために使用するならば、やはり同手数の方に軍配が上がると思います。
3・5・7手実戦型詰将棋-基本手筋をマスターし、級から段へ (池田書店 将棋シリーズ)』のような、複数手でも絶妙なバランスの本もあるのでそれが全てとは言えませんが…(^_^;)


また、見開きに4問ずつ問題が載っていてノーヒントなのも、このシリーズの特徴です。
解答は、次の見開きに4問まとめてあります。


個人的には非常に好きな形式ですが、中には
「解いてる間に答えを忘れちゃうから、この形式嫌い!!」
って人も、いるようです。

最初のうちは無理せず、1問解くごとにページをめくって、他の解答を手で隠しながら見ないように答え合わせしましょう。

ページの途中で中断するとキリが悪くて気持ち悪いって方は、付箋を問題番号のところに貼っておくのをオススメします。
(付箋が栞の役割も果たすので、一石二鳥です!)



……前置きが長くなりました(^o^;)

今回レビューするにあたり、半年ぶりに解き直してみました。
結果が以下です。


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見ての通り、若干ブレてますが、前半100問より後半100問の方が平均して時間がかかってます。
一瞬で解ける問題も多いんですが、後半の方が初手や詰みのパターンが多くなって検討に時間がかかる感じです。
なので、はじめて本書に挑戦する方は、後半解けなくなってきても仕様なのでビックリしないように。


実は今回初めて時間を測って解いてみました。
解く前は1分以上考える問題はもうないだろ〜って思ってたんです…が。
蓋を開けてみたら3分4分は当たり前、ドツボにはまって6分以上考える問題も出る始末でした。
12問も間違えるし……

いやぁ〜ショックだぜ(ヽ´ω`)
半年くらい経ったらまたリベンジします。