苦しんで強くなる将棋ブログ

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『羽生善治のみるみる強くなる将棋 序盤の指し方 入門』レビュー

前回、『羽生善治のみるみる強くなる将棋入門』を紹介しましたが、その姉妹本にあたる本です。

実はこの本は、ウォーズ6級の頃に上記の本と一緒に買いましたが、読み始めた後、読むのに疲れて半分も読まずに放置してしまいました。

しかし前回の記事で『羽生善治のみるみる強くなる将棋入門』についてレビューした手前、やはりこの本について触れなければいけないと思い、今回しっかり読破した上で感想を書いてみます。



【対象棋力:初心者〜ウォーズ3級程度】



2012年出版の羽生善治竜王監修の本です。
羽生善治のみるみるシリーズの第二弾にあたります。
各目次ごと内容の概要は下記のような感じでした。


◎プロローグ … 初心者が将棋を指す上での心構えなど
◎第1章 … 30通りある初手のそれぞれの良し悪し等
◎第2章 … 大駒の使い方(にらみをきかせる)
◎第3章 … 小駒の遊ばせない使い方(主に紐の付け方)
◎第4章 … 主な囲いの紹介と玉を守る上でのポイント
◎第5章 … 基本の定跡(相矢倉、棒銀vs右四間飛車、相掛かり)
◎第6章 … 各戦法の紹介(棒銀、右四間飛車、石田流)



内容としては、前作と被る部分も多いのですが、さすが「序盤の指し方」と謳っているだけあって、序盤に特化した内容になっています。

ただ、難しい内容を扱っているわけではなく、初手は何が良いか、良い形とはどんな形かなど、序盤の「考え方」を丁寧に解説してくれている本です。
ですので、読んだから急激に強くなるような本ではないですが、次に繋がる良い感覚が養えるでしょう。



第1章で初手(30通り)をそれぞれ解説しているのには驚きましたが、初心者が一手一手に意味があるんだな、と気付く良いキッカケになりそうです。


第1章〜第3章まで読めば、駒に紐をつける意識が涵養され、初心者に有りがちな駒のタダ取り(取られ?)を避けたり、数の攻めができるようになるでしょう。 


第4章は基本の囲いの組み方について載っていますが、内容が前著とダダ被りしています。
(前作を買ってない人向け)


第5章〜第6章は各戦法の棋譜が部分図とともに羅列されており、その狙いが解説されています。
初級者や低級者は棋譜が並んでいると、

(ヽ´ω`)なんやこの呪文…

となりがちですが、ここは我慢して読むべきです!
盤と駒(百均でOK)を購入して、是非実際に並べながら読んでみてください。

解説を読んだ上で繰り返し並べると、少しずつ実戦でも自然に指せるようになっていきます。
もちろん書いている通りにはなりませんが、定跡を学ぶことで攻め方や守り方のノウハウを知ることができ、他に活かすことが可能です。



結論としては、前作の『羽生善治のみるみる強くなる将棋入門』の続編ではなく、別本ととらえた方が良いです。
また内容が被る部分も多いので、正直前作を持っているなら、この本はいらない気がします。
前作を持っていない人で、序盤に何をしていいか分からない!という人は買う価値があるでしょう。

全体的には初心者〜ウォーズ4級の人にベストマッチだと思いますが、第5章〜第6章の定跡や戦法関連に限っては、ウォーズ3級クラスでも部分的に学べる所はあると思います。